ゲーム作りを仕事にする
ゲームを仕事にすると、趣味が仕事になりがちです。
ゲームは受け身で遊ぶ方が好きな人と、自分ならこういう風にするのにとモヤモヤしながら遊ぶ人がいると思います。
受け身で遊ぶ人は日ごろのストレス解消や、暇つぶしにゲームを利用しています。
自分なりのゲームを作ってみたくなった人は、ゲームを仕事にするのに向いています。
実際にゲームを作れるようになるにはどういう事から始めればよいのか悩むと思います。
パソコンを買ってみたり、開発ツールをダウンロードしてみたりなんとなく何かしようと、もがくのではないでしょうか?
絵が好きな人はそこから絵を描く道に行くと思いますし、音が好きならサウンドクリエイター、漠然と何かを作りたい人は企画、プロデューサーに進んでいくと思います。
ただ、この企画に関しては絵が描けないとどうにもなりません。
アイデアは一杯あるだけでは通用しない世界です。人に説明できて、予算をもらえるだけの説得力を持っていないといけないからです。地道にスクールから下地を固めていきましょう。
プロデューサーはなりたくてなれるものではありません。現場から徐々にステップアップして、信頼を獲得していきましょう。
プログラマーは?
問題はプログラマーです。
最初にパソコンを買った時に、開発ツールで躓く要因の多くがプログラミングです。
最近では小学生もプログラミングの授業があります。
プログラムを組めば物体を思い通りに動かすことができるし、予想外のリアクションも返ってきます。
何が理解できない要因になっているのかというと、C#や、C++などの言語が足かせになっています。
それを取っ払ったのが、小学校で習うようなオブジェクトでプログラムを組む方式です。
マウスのドラッグで簡単にプログラムを組めてしまいます。
まずはプログラムに興味を持つことが大切です。
そこから先に進むにはどうしても数学的思考が必要になってきてしまうので、いきなりハードな道に進むのは賢明ではありません。
どのようにプログラムを習得すべきか?
プログラマーになるうえで一番の敵は自分自身の根気です。
わけのわからないプログラムは見ているだけで苦痛です。
私も新ハードのサンプルプログラムを眺めて、膨大なコードにうんざりする時もありますが、ひたすら眺めて、わからない事をなくすことから始めています。
まずは、簡単な本を買ってきて、少しずつ理解していくしか方法はありません。
近道はないです。
ネットでも良いのですが、誘惑が多すぎて挫折しやすいです。
一冊本を読み切ったら、少しはプログラムが組めるようになっているので、色々と作ってみましょう。ゲームにたどり着くのは相当先になるかもしれませんが、諦めずツールを作ったり、Windowsをカスタマイズしたりしながら実力を固めましょう。
本を3冊くらい読めばゲームを作る手段が分かってきます。
好きなものを作れる仕事は幸せか?
ゲーム会社に勤めている人は必ず思っている事があります。
自分がやりたいゲームを作る事です。
ちょっとした不満も妥協できません。企画の言う事や、他人が口出しするのもイラっとします。
それを勝手に制御できるのがプログラマーです。
企画やデザイナーは夢は多く語るけれども何もする事はできません。
後で文句言われようが、プログラマーがいなければゲームを作ることができないので、最終的なゲームシステムの決定権はプログラマーにあります。
もちろん失敗したときのリスクは後で自分に降りかかってきますが、そんな事より自分の作りたいものを作る事の方が先です。
ただ、絵やシナリオは外に振るしかない為、一見仲良くチームプレーをしていますが、内心はエゴの塊です。
プログラマー間でも思い通りの処理をさせるため、他のプログラマーと処理の奪い合いだったりします。
ただ、絶対的に時間が足りません。
納期は絶対なので、普段から効率を重視しながら作ります。
幸せになるか、不幸になるかの分かれ道は、自分がプログラムを制御できているかにかかっています。
プログラムコードを分からないままなんとなく使っていると、あとで地獄に落ちます。
理解できないところは理解できるようになるまで食いつきましょう。
また、理解している人に聞きまくって理解することも大切です。
自分で何とかするのは立派ですが、そもそも他人が書いたコードは他人の物です。
聞くことは恥ずかしい事ではありません。どんどん聞いちゃいましょう。
大抵のプログラマーは人に自分のシステムを教えることが嫌いではありません。
思いついたアイデアを人に教えたくない人も中にはいますが、しつこく聞けば教えてくれます。
知識は自分の中にため込むことで先に繋がります。
向き不向きはあると思いますが、プログラムを仕事にする事は「好きなゲームや世界を作れる方法」としては最善なのではないでしょうか?
プログラマーになった人はあまり他の職種に行きたがりません。
プログラムが合わなかった人は他の職種に転職していきますが、ゲームプログラマーになった段階で、ある程度の実力はあるため、おいしい所を知っています。
どこまでも実力を高めて行く事ができるので、ゴールのない職種ですね。
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